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アトピー性皮膚炎(インターフェロン療法について)

皆さんもご存知のように、近年「アトピー性皮膚炎」の犬が増えています。
このアトピー性皮膚炎の事を略してアトピーと表現することが日常会話では多いのですが、厳密にはアトピーとアトピー性皮膚炎は別です。また、似ているものに「アトピー様皮膚炎」なるものもありますが、話しが難しくなるので、今回は「犬のアトピー性皮膚炎」の治療のひとつである「インターフェロン療法」について書きます。

アトピー性皮膚炎の治療には、ステロイド剤、シクロスポリン、インターフェロン、漢方薬等の全身投与薬の他、減感作療法などもあります。

インターフェロンは正確には「組換え型イヌ インターフェロンγ」(rCaIFN-γ)を使用した治療の事で、「インタードッグ」の商品名で東レさんから認可、発売されているものです。
簡単に言うと、この薬剤を2、3日から7日の間隔で注射していき(初回導入)その後、投与間隔を開けていくという治療です。

アトピー性皮膚炎を良化させるしくみは、ごく簡単に言うと「アンバランスな免疫細胞の機能を整える」ことによります。約70%の子に有効であると言われています。(特に若い子は反応が良いようです)

●メリット●
ステロイドにくらべ、副作用が低い。
アトピー体質から正常に近い体質に近づける事が期待できる。

◆デメリット◆
注射なので、少なくとも初期はこまめな通院が必要。
効果判定に約1ヵ月ほどかかる。
維持には数ヶ月を要する。
ステロイド薬よりは高価。

↓下はアトピー性皮膚炎の写真です。(二枚とも同一犬)
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INFがまったく効果がなかったという事例も30%の割合で存在するので、数多くある「犬アトピー性皮膚炎」治療法のひとつということであろうと思います。

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by takeuchi-ah | 2015-11-27 17:27 | 病気

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