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武内どうぶつ病院 ブログ

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☆ 気を付けたい、盗食や誤食 ☆

猫はそうでもありませんが、犬はわりと誤食しやすいといえます。
犬種では、フレンチブルドッグ、ゴールデンレトリバー、キャバリアに多くみられる傾向にあるようです。

特に気を付けたいのが、人は食べても大丈夫だか犬にはキケンという物ですね。
家の中にごくあたりまえに存在している食材等にキケンが潜んでいます。

簡単ではありますが、思いつくままに列挙してみたいと思います。
今一度、参考にしてみてください。

ネギ類、これは有名ですのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

チョコレート、ココア、これも有名?ですね。ちなみにビタータイプほど中毒物質のテオブロミン含有量が多いので危険度高いです。

レーズン、これは知らなかった人もいるかもですね。私も患者さんで急性腎不全を生じた例を経験しています。レーズンパンを一切れ程度では大事に至ることはないと思いますが、注意が必要です。

ぎんなん、ちょっとレアでしょうか。ヒトでも小児では中毒が発生しているようです。私も小さい頃、食べ過ぎはイケナイと祖父母に聞いた事があります。

キシリトール、あれ?歯みがきガム等にも含まれている場合がありますね。少量では大丈夫ですが、死亡例も報告されている獣医学的には有名な中毒物質です。
犬の体重1kg当たり0.2g以上で低血糖、1.6g以上で肝細胞壊死犬の体重1kg当たり0.2g以上で低血糖、1.6g以上で肝細胞壊死と報告されています。
ヒトのキシリトールガムを1箱食べちゃった!は大変危険です。すぐに病院へ。
ナッツ類、これは物理的に消化管に詰まりやすく、腸閉塞の原因にもなるのですが、マカダミアナッツは多量摂取で神経毒性や嘔吐がみられます。私自身も患者さんでマカダミアナッツ中毒になってしまった犬を経験しています。一般に死に至ることはありませんが、腸閉塞を併発して手術になった子を経験しています。今でもこの子は元気にしています。
球根類、特にチューリップ、ゆり、ポインセチアなど。これらの球根、時に葉にも中毒性があります。ガーデニングをやられる方、お庭が広い方などはご注意ください。犬が球根を掘り起こして食べてしまい、中毒死した例が報告されています。十分注意が必要ですね。

人間用サプリメント、様々な成分のサプリが存在しています。単一成分でない製品も多いため、与えない方が無難です。たまたま、床に落としてしまってあっという間に犬に食べられてしまったということもあるかと思いますので、注意してください。
ちなみに、αリポ酸という成分は、猫が摂取した場合致死的ですので、くれぐれも注意してくださいね。単味の製品以外にも、ダイエットサプリにも含まれていることがあります。

医薬品、特に飼い主様自身が病院で処方されたものを誤食してしまう場合が多いようです。血圧低下剤や解熱鎮痛剤などは危険度が高い部類になります。
飼い主様のハンドバッグをあさって、頭痛薬を食べてしまった事件を経験しています。そのわんちゃんは、残念ながら亡くなってしまいました。

身近なところに、キケンが潜んでいますので十分に注意してくださいね。


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by takeuchi-ah | 2014-06-20 10:27 | お知らせ

外傷性脱毛について。

外傷性脱毛について

特に猫で多い?疾患です。
舐めたり、噛んだり掻いたり、して皮膚にキズをつけて脱毛病変をおこす皮膚病です。
時に出血するほど酷く皮膚を痛めてしまったりします。
この疾患の特徴は、脱毛らしくない脱毛です。
バリカンでイタズラされた?と思わせるような、ときに
幾何的な連想をさせる脱毛領域です。
また、厳密には「脱毛」ではなく「抜毛」をおこしています。
毛の検査では、途中で折られた毛が多数鏡検されます。
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↑同居猫との関係に問題があったと思われる猫ちゃん

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↑精神的要因と内臓疾患を併発していた猫ちゃん。

一般的に、皮膚病の脱毛は丸かったり、楕円形であったりすることが多いです。
これは一般的に中心部に最初に病変が始まり、しだいに同心円状に拡大することが多い為です。

しかし、この疾患は背景に「本人の舐め行為」があるために
帯状だったり、ある特定部位に限局された境界ラインの明瞭な病変
特徴といえます。

原因はとても奥が深く、いろいろと探っていかなくてはならないのが現実です。
ノミやダニの関与があったり、時に、内臓疾患がかくれていたり、食物アレルギーやアトピー素因が関与している場合もあるので注意深い診察が必要です

時々、我が子の皮膚をチェックしてみてくださいね。

治療は、その子に応じてオーダーメイドのアプローチを取ることが多いです。(あくまで私の場合であり、コレでないとダメというものはではありません。)

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by takeuchi-ah | 2014-06-15 15:45 | 病気
異物摂取(誤食)についてです

 
どんなものを食べてしまうでしょうか。
基本なんでもアリです。(^_^;)

おせんべいの「柿のたね」を小袋ごと食べてしまったとか、スリッパ、靴下、
桃の種、トウモロコシの芯、ゴミ箱に捨てたはずのケーキの包み紙、

人間の薬や外用薬、焼き鳥をクシごと丸呑みなんてのもあります。

なんでこんなものを?!というのが実情です。
みなさんも気を付けてくださいね。

次に猫ちゃんです。


猫 
わりとよく誤食してしまうものには下記のような物があります。
ヒモ、ビニール、布の切れ端、おもちゃ。
特に、おもちゃでは、小さなゴムでできている物や、小さなネズミの形のおもちゃなどを食べてしまう事が多い気がします。(統計データはありません。あくまで
私見です)

おもちゃの形状が、先端の部分は細くて、少しづつ太くなっている物に飲み込みやすい経口があるようにも感じています。

みなさまも、猫ちゃんのお気に入りのおもちゃが無くなっていないか、今一度チェックしてみてくださいね。

by takeuchi-ah | 2014-06-14 16:05 | 病気
猫ちゃんの皮膚病。

今日は「好酸球性肉芽腫群」についてのお話しです。


猫ちゃんの皮膚に、線状や帯状、結節状(しこり)が生じ皮膚がただれる皮膚疾患があります。この「ただれ」は病理学的には「潰瘍」といって、少しばかり深いキズ
をともなった炎症です。この炎症は好酸球とよばれる白血球の仲間が集まっている為、こう呼ばれます。

場所としては、67_1635666.jpg|201406/13/67/|mid|640|480#]
① お腹 ② 内もも ③ 唇
に生じやすいです。
よくよく観察してみると、猫ちゃんはよくその部位をよく舐めています。
このような、外部刺激に加え、体質の関与があると考えらえています。

実際に、私も血縁関係のある猫ちゃんに発症した例を経験しています。

診断は、病変の場所と特徴的な潰瘍とで察しは付くのですが、時に
整形外科的要因や、泌尿器疾患、精神的な関与を考えなければいけない
こともあります。

自分の家族である猫ちゃんを今一度良く観察してみてください。
もしかしたら、その部分に何か皮膚の異変が見つかるかも知れません!!

好酸球性肉芽腫の治療法についての詳細は省略しますが、最近はお薬も良いものがでてきており、飲み薬で2-3週間で治る場合が多いように感じています。


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唇に生じた病変です
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by takeuchi-ah | 2014-06-13 18:10 | 病気

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