武内どうぶつ病院 ブログ

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臨時休診日のお知らせ

11月29日(日曜日)は学会参加の為、臨時休診となります。
月末の慌ただしい中、ご不便をおかけして申し訳ございません。


ホームページにも診察スケジュールの詳細を掲示していますので、チェックして下さい。武内どうぶつ病院」Webへ

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by takeuchi-ah | 2015-11-27 18:16 | お知らせ
皆さんもご存知のように、近年「アトピー性皮膚炎」の犬が増えています。
このアトピー性皮膚炎の事を略してアトピーと表現することが日常会話では多いのですが、厳密にはアトピーとアトピー性皮膚炎は別です。また、似ているものに「アトピー様皮膚炎」なるものもありますが、話しが難しくなるので、今回は「犬のアトピー性皮膚炎」の治療のひとつである「インターフェロン療法」について書きます。

アトピー性皮膚炎の治療には、ステロイド剤、シクロスポリン、インターフェロン、漢方薬等の全身投与薬の他、減感作療法などもあります。

インターフェロンは正確には「組換え型イヌ インターフェロンγ」(rCaIFN-γ)を使用した治療の事で、「インタードッグ」の商品名で東レさんから認可、発売されているものです。
簡単に言うと、この薬剤を2、3日から7日の間隔で注射していき(初回導入)その後、投与間隔を開けていくという治療です。

アトピー性皮膚炎を良化させるしくみは、ごく簡単に言うと「アンバランスな免疫細胞の機能を整える」ことによります。約70%の子に有効であると言われています。(特に若い子は反応が良いようです)

●メリット●
ステロイドにくらべ、副作用が低い。
アトピー体質から正常に近い体質に近づける事が期待できる。

◆デメリット◆
注射なので、少なくとも初期はこまめな通院が必要。
効果判定に約1ヵ月ほどかかる。
維持には数ヶ月を要する。
ステロイド薬よりは高価。

↓下はアトピー性皮膚炎の写真です。(二枚とも同一犬)
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INFがまったく効果がなかったという事例も30%の割合で存在するので、数多くある「犬アトピー性皮膚炎」治療法のひとつということであろうと思います。

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by takeuchi-ah | 2015-11-27 17:27 | 病気
過去にも書きましたが、歯のお話しを書こうと思います。

犬や猫たちの口臭の原因といえば、歯石が一番に思いつきますね。

下の写真は一見すると、歯にはさほど歯石は付着していません。
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重要なのは、歯の表面よりも歯茎との境界部や、歯を支えているアゴの骨(歯槽骨と言います)の状況分析が大切です。
自動車に例えれば、歯の表面汚れをとっただけでは、「洗車だけして、エンジンや足まわりの点検をせずに整備を終了するようなものです」歯周ポケットと言われる部分の処置は「歯科処置ではきわめて大切です」


歯根部膿瘍
といって、簡単に言うと、「歯の根っこ部分が腐ってしまっている」状態です。もっと正確に表現するならば、歯自体が腐っているのではなく、歯の根を支えているアゴの骨が腐って溶けてしまっているのです。
前歯に生じるとクシャミがでたり、奥歯に生じると目やにが出るようになったりします。
一見、歯とは無関係に見える症状が、サインだったりします。

これは、犬の頭蓋骨の解剖学的構造に由来します。
歯根(歯の根っこ)の先端は、鼻腔や眼窩(目玉がはいっている骨のくぼみ)の部分に極めて近くに位置している事から生じるものです。

お口が臭う、鼻先を気にしてこすっている、
クシャミをする、鼻から濁った鼻汁が出る、
目やにが出る、などの症状がでていたら
要チェックです。


一見普通に見えますが、、、、


e0271367_171328100.jpg

     ↑器具の先端が、こんなに奥まで挿入できます。
      (一番上の写真と比べてみて下さい)

       このあとウミが多量にでてきました。

↓2本の歯を抜歯した後に、腐肉(壊死した歯肉や骨)を切除しキレイにした後、歯科抗生物質を充填して歯肉縫合しました。
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↓この子は上の子とは別のわんちゃんですが、「目の下の脱毛」が来院された理由です。診察の結果上顎臼歯(奥歯)に歯根部膿瘍の存在がわかりました。歯科処置を実施し、今では元のように発毛し脱毛域は消失しました。
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若干、眼の充血もあることもポイントでしょうか。
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上写真は、術後の様子です。
奥歯が酷い歯周病のため、抜歯をおこないました。処置後、20日程でもとの皮膚にもどりました!

歯周病は「単純な歯の汚れではありません」。
歯垢(しこう)は「食べカス」ではありません」
歯石(しせき)は「食べかすが固くなった物でもありません」
これらは「口腔内の感染症」です。



放置しておくと歯を支えるアゴの骨を溶かす病態へと進む「過程」
なのです。重度になるとアゴ、とくに下アゴの骨は骨折することがあります。まさか、歯周病でアゴの骨が折れるなんて!と思うと思いますが、これが「歯周病」の正体です。

※ 歯科処置はそれほど敷居の高い検査、治療ではありませんので、気楽に診察を受けて頂きたいと思います。

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by takeuchi-ah | 2015-11-22 09:00 | 病気
11月15日の日曜日に「さいたま国際マラソン」が開催されます。
そのために交通規制が実施されますので、ご注意ください。
当院周辺はさほど影響はないのですが、緑区や南区、川口市など産業道路や第2産業道路を通行される方や中央区などから旧中山道を通行され来院される方は時間帯によって、迂回ルートを使わねばならない可能性がございます。

詳細は以下にリンクを貼っておきますので、ご参照下さいませ。
交通規制http://saitama-international-marathon.jp/traffic/





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by takeuchi-ah | 2015-11-08 10:35 | お知らせ

さいたま市大宮区天沼町1-84-3 tel 048-871-8025


by takeuchi-ah